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サンフランシスコで。

サンフランシスコという町で、働いて、食べて、散歩して、漫画読んで。

サンフランシスコで iPhone7 発表。

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これが、7。

 

iPhone7 の日本語ページのヘッダー。

短くて力強く感じる、とか

7の前に「点」を打ったのがいいね、とか(英語のコピーにはありません。)

いろいろあるかと思いますが、まあアップルっぽい感じではありますね。

あえて直訳っぽさを出す感じというか。

 

その次の design のセクションの h3 コピーはこんな。

 

 

注目を浴びることも。

水しぶきを浴びることも。

 

 

これはきっと結構苦労したと思う。英語版は

 

Makes a splash.

Takes a splash.

 

 

いくつか理由がありますが、まず splash という単語。これ案外うまく日本語にならない。「動きのある水」というイメージの言葉で「水しぶき」とか訳されますが、パシャっとはねたりしている水の動きの方がメインで水そのものがメインじゃない感じ、そんな言葉です。そこから生じて、make a splash には、「わっといい評判を受ける」、という感じの意味があります。makes a splash を「注目を浴びる」と訳したのも、「浴びる」の部分に水の動きを意識させる意図が感じられます。takes a splash はぱしゃっと跳ねた水がかかっても受け止めるよ、という感じ。日本語版では「水しぶきを浴びることも」と訳されてます。

 

韻を踏むことも意識されてますね。Makes と Takes の音。日本語の方は「浴びることも」を二回続けることでそこをカバーしてる感じでしょうか。

 

なかなか大変ながらも頑張って造られたコピーだと思います。

 

個人的に一番の違いが出たのは一行目ではないかと。日本語版は「iPhone が注目を浴びている」つまり周りの人たちが、真ん中でじっとしている iPhone さんを見ているイメージ。ほらほら、見て見て、あれが iPhone さんだよ、すごいよね、みたいな。

英語版のほうは、iPhone 自体がジャジャーンって言って両手を広げているイメージ。iPhone が自らその評判やニュースを、つまり注目される要因を創ってるように感じられます。

 

難しいですよね、マーケティングコピーの訳って。